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サラリーマン

Office Worker

20代~60代までの
年収の平均

414万円

20代~60代までで
想定される
大きな
出資の目安

  • 引っ越し代:約50万円
  • 結婚費用:約300万円
  • 転職費用:約20~40万円
  • マイホーム購入費:約3,000万円
  • 教育費(1人分):約1,500万円

1カ月当たりの
支出内訳(例:月収30万円)

1カ月当たりの支出内訳

60歳まで働くとどのくらい稼ぐことになるのか

現在下降気味といわれているサラリーマンの平均生涯年収額は、退職金も含めて2億2千万円ほどとされています。サラリーマンの場合、賃金は一般的に学歴によって異なりますので、大学・大学院卒の方はこの平均生涯年収額よりも高い年収額となることが予想されます。

60歳までに直面する出費額はどのくらいになるのか

サラリーマンが在職中に必要となるであろう出費額は、家族構成によっても異なってきます。例えば、夫婦と子ども1人という家族構成だった場合ですと、生活費や子どもの養育費・住宅購入・老後の蓄えなど、2億9千万円から少なくとも2億5千万円は必要となります。

サラリーマン投資の心得3箇条

サラリーマンの方が投資をするうえで、必ず守るべき3つの姿勢があります。どんな投資法を選ぶにしても、この姿勢を守らない限り、場合によっては大きな損失をもたらしてしまうリスクがあるので、十分に理解しておいてください。

大きすぎる資金を投入しない

サラリーマンには限らないことですが、リスクの高い投資商品に大きすぎる資金を投入するのは危険です。大きく損失を出してしまう恐れがあります。

もちろん、サラリーマンと一口に言っても、それぞれ収入に違いはあるので、いくらが大きすぎる金額かということは、人それぞれです。ただ、すべての人に共通して言えるのは、もし株式などのハイリスクな投資商品を購入する予定ならば「0になっても良い資金」を投入するのが鉄則。余裕資金の中の余裕資金を使う、といったことです。

預金5億円の人が1億円分の株を買って0になったとしても、生活には困りません。しかしながら、預金50万円の人が10万円分の株を買って0になってしまうと、生活に支障が出ます。それぞれ全財産の1/5を投資している点では共通していますが、預金額によって余裕資金の考え方が変わることも考慮しておきましょう。

攻める投資よりも守る投資で

サラリーマンが投資をする場合、元本が大きく変動するハイリスクな商品には、極力手を出すべきではありません。元本の安全性を第一に考え、そのうえで預貯金よりも高い金利や分配金が付く商品を選ぶべきでしょう。言わば、攻める投資ではなく守る投資です。

もちろん、サラリーマン投資家の中にも「1年間の株式投資で100万円を1億円にした」などという例はあります。それでは自分も!と意気込む気持ちは分かりますが、そのような極端な成功例はごく一部であることを理解しておかなければなりません。

統計は不明確ですが、株式投資をやっている個人投資家のうち90%以上は元本を割って投資から撤退している、とも言われています。まして、夢のような成功例が自分に巡ってくる確率がどれだけ低いのかは、容易に想像ができるでしょう。

生活を豊かにするための投資を行なった結果、逆に生活を苦しくしてしまっては本末転倒です。あくまでも資産を守る投資を意識しましょう。

長期投資を基本スタイルに

サラリーマンに、デイトレードなどの短期投資は向いていません。本業がある以上、相場に張り付くことができないからです。そもそも相場に張り付いているプロやセミプロでも、短期で利益を出すのは至難の業です。まして本業のあるサラリーマンがデイトレードに参戦したところで、結果は火をいるより明らかです。

ただし、長期投資とは言っても、必ず成功するとは限りません。株式や投資信託への投資を考えている場合には、しっかりと銘柄の研究を行なうべきでしょう。

基本的には長期投資のスタンスで、かつ値上がり益ではなく配当や分配金を狙った投資を行なうべきでしょう。

サラリーマン投資家のための節税の重要性!

資産運用で成功するには、いかにうまく「節税」するのかもポイントです。資産運用の節税効果をうまく活用することで、「所得税」、「住民税」の節税できます。

資産運用を行うサラリーマンに覚えていただきたいのは、「譲渡損失」と呼ばれる資産運用によって生じた損失の「損益通算、繰越控除」というものです。

損益通算とは、本業以外に副業を行っているサラリーマンが利用できるもので、副業には、資産運用も含まれ、もし資産運用の収益が赤字になった場合、その赤字分をサラリーマンとしての本業の収入から差し引くことができるのです。不動産投資で資産運用をする場合を例にとって説明すると、物件の管理費や修繕費、広告費などの費用を経費とし計上し、家賃収入よりも多くして帳簿上で赤字に計上します。そして、本業の収入から赤字分の金額を差し引くことで、収入額を減らして所得税を安くするのです。

また、その年のサラリーマンとしての収入を資産運用の損失が上回ってしまった場合は、翌年以降3年の間、損益通算をすることもでき、これを「繰越控除」と呼びます。また、「損益通算」、「繰越控除」を受けるには、「確定申告」が必要となり、自動で適用されないので注意が必要です。サラリーマンの場合は、年末調整しか行わずに、確定申告を行わない方も多くいるので忘れないようにしましょう。

もう一点、注意が必要なのは、個人投資家のための税制優遇制度であるNISAにおいては、投資元本120万円までの収益に対する課税が免除される分、損失に対しても「損益通算」が活用できません。「損益通算」の適用される「特定口座」や一般口座であれば、売買の金額に上限などはもちろんありませんが、NISA口座では、一度年内の上限である120万円分を買った場合、仮に保有分を売却したとしても新たに買い付けができません。そのため、長期で株を保有するものににはNISAを、短期で株の売買を行うならば、特別口座や一般口座というふうに、口座の特徴を生かして投資を行うべきです。

節税に関しては、他にも、扶養控除、医療費控除、生命保険控除、確定拠出型年金、住宅ローン控除など様々な節税法があります。仮に一つ一つの節税額は少なくても、複数の節約法を実践し、長期的に継続するが大きな額の節約につながります。お金を増やしていくには、資産運用で儲けるだけでなく、いかに出ていくお金を減らしていくかというポイントも重要なのです。

【その他参考:会社員も節税の時代 税務署が認める必要経費は】https://www.nikkei.com/article/DGXZZO72248180U4A600C1000000/

サラリーマンにはどんな投資商品が向いているのか

資産を守るということを大前提に置きつつ、サラリーマンに向いている投資をご紹介します。

安全性を重視した投資商品

安全性を最大限に重視するならば、公社債や貯蓄型の養老保険などが良いでしょう。利率は極めて低いのですが、預貯金と比較すれば多少は高めです。ただ、投資の醍醐味に欠けるところが大きなデメリットではあります。

ある程度の安全性と高めの配当金を狙う投資商品

公社債ほどの安全性は保証されなくても、ある程度の安全性と高い配当を狙う商品として、持株会や株式累積投資があります。

勤務する会社が上場していて、かつ高配当が期待できるならば、持株会に加入しましょう。加入済みの人は、増額を検討しましょう。

勤務先が非上場企業の場合には、大手証券会社が提供する株式累積投資がおすすめです。仕組みは持株会と同じです。

いずれも毎月一定金額の株式を購入する形になるため、いわゆるドル・コスト平均法が効き、平均取得単価が安定します。リスクを少なく抑えつつ配当はしっかりともらうことが可能です。

インカムゲインを最大限に狙う投資商品

インカムゲイン(配当・利息・分配金など)を最大限に狙った投資商品に、不動産があります。

かつて不動産投資には何千万円、何億円といった莫大な資金を必要としたものですが、現在ではファンドの形をとって「1口だけ参加できる」といった不動産投資もあります。

マンション経営などの場合は空室リスクもありますが、すでに入居が確定している物件に投資をするファンドであれば、元本割れリスクも非常に低くなるでしょう。

サラリーマンには向いていない投資とは

サラリーマンはなるべく手を出すべきではない投資には、以下のようなものがあります。

銘柄株のトレード

株式累積投資や持株会でない限り、サラリーマンが個別銘柄の株式をトレードするのは危険です。

本業がある以上、短期投資はもちろんできませんが、長期投資にも高いリスクが伴います。下降トレンドに入ってしまった銘柄を長期保有してしまうと、売るに売れず何年も塩漬けになることすらあります。

どうしても株式投資をしたいならば、なるべく国際優良銘柄を選ぶようにしましょう。

為替取引・FX

FXは、レバレッジ次第では株式以上にハイリスクな投資商品になります。ただ、レバレッジ自体がFXの醍醐味の一つでもある以上、多くのFX投資家は株式よりも高いリスクの中で取引をしているのが現状です。

どうしてもFX取引をしたいならば、証券会社の自動売買システムなどをフルに活用して、リスクを最小限に抑えるようにしてください。

ネットワークビジネス

アフィリエイトで成功した例がネット上にたくさん見られますが、同じことをサラリーマンが片手間で行なっても、よほどの運が巡って来ない限り、失敗するでしょう。

ネットワークビジネスを本業にしたいのならば話は別ですが、サラリーマンをやりながら副業として行ないたいならば、アフィリエイトよりも堅実に収入が得られるビジネスを選ぶほうが無難です(アンケート回答、モニター登録など)。

サラリーマン投資成功例失敗例

サラリーマン投資の、よくある成功例と失敗例をそれぞれ見ていきましょう。

成功例1
「アベノミクスに乗って長期投資」

アベノミクスが始まった矢先、長期投資の時代が来たと思って有名な大型銘柄をいくつか購入。そのまま放置して数年、今では元本がかなり膨らんでいる状態。ここに至るまで、一時はマイナスに陥ったことがあるものの、長期的に見て上昇トレンドと判断したため、焦らず保有し続けることができた。長期上昇トレンドは継続中と考えているので、まだ数年は保有し続ける予定。

成功例2
「株式累積投資で安定的な高配当」

大手証券会社で株式累積投資を契約。月々1万円ずつ、ある有名企業の株式を購入中。初めて購入したときから現在にいたるまで、株価は上にも下にも動いたものの、下に動いたときは1万円で買える数量も多くなるので、特に損をした感じなし。結果、平均取得単価は非常に安定しているにも関わらず、安定的な高配当が得られている状態。

成功例3
「不動産の一口オーナー。同じ資金を何度も回転させて、
長期的に安定収益が」

一口100万円の不動産投資に参加。すでに入居が決まっている物件への投資だったため、投資直後から安定的な分配金が支払われることに。分配金の支払いが一度も滞ることなく満期を迎えてので、その資金で別の不動産の一口オーナーに。これを何回転を行なうことで、分配金収入が長期的かつ継続的に手に入ることに。

失敗例1
「短期トレードで失敗して株式投資から撤退」

毎日売買を繰り返して1日1万円の利益をコツコツあげる投資を目指し、資金100万円で株式の信用取引を開始。昼休み中に株式ランキング情報をもとに携帯から株を購入し、翌日の仕事中に売却するといった流れ。ところが株価は思うように動かず、本業も忙しいことから、資金の100万円は数ヶ月で50万円に。サラリーマンに短期投資は難しいと判断し、株式投資から撤退することに。

失敗例2
「なけなしのお金をFXに入れて、あっと言う間に資金が枯渇」

サラリーマンがFXで大儲けしたという本を読み、FXの世界へ興味を抱く。少額の資金でもレバレッジを効かせれば大きく儲けることができると考え、なけなしの30万円をFXに投入。購入翌日から意図とは反対方向に値が動き、あっという間に資金が枯渇。撤退を余儀なくされた翌日から値が戻り始めたものの、すでに投資資金はなし。

失敗例3
「ネットビジネスで儲けるための高額な情報商材を購入したものの、全然儲からず」

アフィリエイト成功のコツなる情報商材をネットで見つけ、高額ではあったものの購入。実際に成功した人が書いた商材ということで、信用して同じようにビジネスを始めたが、全然儲からず。後から知ったことだが、商材の執筆者は、ネットを通じて様々な情報商材を売ることで成功した人だった…

サラリーマンが
お金を増やす・守るためのポイント

大手企業に勤める、年収を増やすに加え、サラリーマンにおいても貯蓄を増やして社会的信用を得ることはのちの資産形成に大きく関わってきます。例を挙げると、財形貯蓄はその選択肢のひとつです。給料から天引きで目的別に貯蓄ができ、「財形住宅貯蓄」「財形年金貯蓄」は元本550万円までは利息に税金がかからないというメリットもあります。

しかし、近年では一般的な定期預金と利率が変わらない財形も多く、資産を増やすという意味においては少し物足りなさがあるかもしれません。

老後を考えると、貯蓄はしっかりしていきたいもの。サラリーマンが上手に貯金・貯蓄をしていくためのポイントを、いくつかご紹介します。

ポイント1
会社の財形貯蓄を
利用する
ポイント2
本業以外の
副業を始める
ポイント3
資産運用を
していく
給与から自動引き落としで貯蓄
財形貯蓄は、会社がおこなう積立制度。積立額は給与から天引きされ、自動的に貯蓄ができていく仕組みです。
余暇を使ったサイドビジネス
本業の余暇を使ってサイドビジネスをおこない、その収入を貯蓄にまわすことで、上手に貯蓄を増やします。
資産運用で資金を上手に増やす
手元の資金を元に融資を利用して運用をおこない、資産を増やしていきます。株式投資では、株主優待のメリットも。
種類によって課税対象にも
一般財形ではなく、住宅・年金財形の場合、目的外での払い出しには利息が課税対象となる場合があります。
本業に影響が出ることも
副業は、本業に影響が出ない範囲が基本。夢中になりすぎると、かえってマイナスに働いてしまうことも。
損失を出してしまう危険
大きな利益を求めすぎると、大きな損失を出してしまう危険性も高まります。本業がおろそかになることも。
ポイント1
会社の財形貯蓄を利用する
給与から自動引き落としで貯蓄
財形貯蓄は、会社がおこなう積立制度。積立額は給与から天引きされ、自動的に貯蓄ができていく仕組みです。
種類によって課税対象にも
一般財形ではなく、住宅・年金財形の場合、目的外での払い出しには利息が課税対象となる場合があります。
ポイント2
本業以外の副業を始める
余暇を使ったサイドビジネス
本業の余暇を使ってサイドビジネスをおこない、その収入を貯蓄にまわすことで、上手に貯蓄を増やします。
本業に影響が出ることも
副業は、本業に影響が出ない範囲が基本。夢中になりすぎると、かえってマイナスに働いてしまうことも。
ポイント3
資産運用をしていく
資産運用で資金を上手に増やす
手元の資金を元に融資を利用して運用をおこない、資産を増やしていきます。株式投資では、株主優待のメリットも。
損失を出してしまう危険
大きな利益を求めすぎると、大きな損失を出してしまう危険性も高まります。本業がおろそかになることも。

サラリーマンにおすすめの投資方法

定期預金

ずサラリーマンの方におすすめするのが定期預金。現金を銀行に預ける方法ですので非常に簡単で誰でもできる方法であると言えます。あまり収入が多くない、貯蓄が十分ではない場合にはまずは定期預金を用いて自分の資産を増やすことから始めると良いでしょう。
定期預金は他の投資方法と比較するとリターンは多くないものの、安全性が高いという安心感があります。また、日々の相場を確認する必要もないため、ストレスなく運用することができる方法とも言えます。

保険・個人年金

公的年金とは異なり、民間の保険会社が販売している商品の中に「個人年金」と呼ばれるものもあります。毎月一定の保険料を支払って積立を行っていくものですが、契約時に定めた年齢から年金として一定金額を受けとることができるという仕組みになっています。
年金の受取期間は、一定の期間が受け取れるものと、終身受け取ることができるものがありますが、終身年金の方が保険料も高くなりますので、収入とのバランスを考えながらどのくらいの年金額にするのかを設定していくことになります。この場合には保険の代理店やファイナンシャルプランナーなど専門家のアドバイスをもらいながら検討していくことをおすすめします。

投資信託

投資信託とは、投資家から集められた資金をもとに専門家が運用する方法。そのため、あまり専門知識がないサラリーマンでも運用の方法としておすすめであると言えます。運用の知識がない、資産運用について勉強をする時間が取れないといった場合にも選ぶと良いでしょう。
投資信託の場合は、リスクの高低によっても商品を選ぶことができます(「積極的型投資信託」と「安定型投資信託」)。資産に応じてどちらかを選ぶ形になりますが、投資を除いた貯蓄が十分でない場合には、リスクが低い安定型の投資信託を選ぶと良いでしょう。

国債

また、投資に回すだけの蓄えがあまりない場合には国債もおすすめの方法です。国が発行する債券であり、あまりリターンは大きくないものの元本保証されているため安全性が高いというメリットがあります。万が一日本が破綻してしまった場合には元本が保証されないことにはなりますが、この点に関してはあまり考慮しなくても良いでしょう。

また、個人向け国債であれば1万円単位など少額からスタートできるのも国債の特徴。あまり収入が多くないけれど資産運用をしたい、そして元本が保証されているものが希望という場合には、国際から始めてみると良いでしょう。銀行や証券会社など、専門家のアドバイスをもとにすることをおすすめします。

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