定期預金
今ある資金を減らさず将来に備える
定期預金とは銀行などの金融機関が提供している商品で、手元の資金をある一定期間金融機関に預かってもらう資産運用方法です。投資商品とは違い、市場による変動の影響がほとんどないため、預けた資産を失ってしまうという危険性は極めて少ない、つまり低リスクの資産運用方法と言えます。
また、相場の動きなどを日々チェックするなどの必要もないため、資産運用が初心者の方でも扱いやすく、安全性の高い商品と言えます。預け入れの期間には利息が付き、その分が資産運用の収益となります。ですので、預け入れの期間が長ければ長いほどその分利息が上乗せされていくので、長期間の運用に適しています。
しかし、現在は低金利状態が続いているため、利息による資産の増額ということはほぼ期待ができません。あくまでも、資産を守るという点でメリットのある商品であると考えた方が良いでしょう。
定期預金で得られるリターンはどの程度か
定期預金で資産運用をおこなう場合、満期となった時に元本に付く利息がリターンとなります。バブル期のように利率の良い時代であれば、元本に対してそれなりの利息が期待できましたが、現在は低金利状態が続いているため利息による利益はほとんど期待できません。少しでもリターンを増やすためには、その中でも利回りの良い商品を探すか、利率の良いキャンペーンをやっている期間を狙って申し込むようにするのがオススメです。
定期預金で資産運用するリスクを考える
資産運用の商品の中でも、元本割れを起こすなどのリスクがほぼなく、安全性の高いものと言われています。ですが、リターンでも挙げたように利回りが良くないため、資産を増やすという目的には当てはまらない商品です。また、契約時に定めた期間より前、つまり満期前に解約することになった場合、金融機関に対し解約手数料が発生します。期間によっては元本割れを起こし、損失が出てしまう可能性があるので注意が必要となります。
定期預金で資産運用するメリットとデメリット
資産運用の方法として定期預金を選ぶ際のメリットとしてまず挙げられるのが、金利が高いという点です。一口に定期預金といっても、6カ月や1年、5年など、さまざまな期間から選ぶことができます。通常は、満期までの期間が長い方が、金利も高くなるシステムになっています。また、銀行が預金を促そうと定期預金の金利を優遇するキャンペーン行うことも多いため、先ほどもご紹介したように、キャンペーンのタイミングを見計らって定期預金をすれば、さらに金利は高くなります。
さらに、定期預金でお金を預けてしまえば、基本的には満期までずっと預けっぱなしにするため、普通預金だとすぐお金を引き出してしまい、なかなか貯金ができないと感じている方にも、メリットがある資産運用方法と言えるでしょう。
ただし、原則、中途解約ができない点は、デメリットになる場合もあります。満期が来る前にお金が必要になった際、途中で解約をすることもできますが、当初の金利ではなく、中途解約の利率が適用されます。そのため、場合によっては、普通預金の金利を下回ることもあるのです。また、現在では普通預金の金利を優遇するサービスも登場していて、定期預金より高金利になっているケースもあります。お金を預ける前には、定期預金だけでなく、普通預金のキャンペーンなども合わせて検討する必要があるでしょう。
定期預金と定額貯金の違いは何?
定期預金は、1,000円以上であれば、1,000円単位で好きな金額を預けられる貯金プランです。1ヶ月から5年までの間で設定されている、預入期間をあらかじめ選んだ上で、貯金します。満期を過ぎれば普通預金と同じ利率になり、いつでも払い戻しが可能です。利息は、期間が3年未満なら単利、3年以上5年以下なら半年複利で計算されます。
一方、定額貯金とは、1,000円から300万円まで設定されている預入金額の中から、金額を選んで貯金するプランです。預入期間は6カ月から最長10年で、6カ月を過ぎればいつでも払い戻しが可能です。金利は、3年目までは半年ごとに上がっていき、その後は同様の金利が適用されます。なお、10年間を過ぎてからも預け続けることは可能ですが、その場合は、普通預金と同じ利率になるので注意しましょう。利息は、半年複利で計算されます。定期預金よりも長期間貯金できる点や、6カ月以降はいつでも引き出せる利便性が特徴と言えるでしょう。
定期預金で資産運用する際にかかる税金は?
資産運用方法に定期預金を選ぶ場合は、税金についてもあらかじめ理解しておく必要があります。金融機関にお金を預け入れた場合につく利子は、所得とみなされるため、課税の対象となるのです。個人の場合なら、国税15%と地方税5%を合わせた20%が課税されますが、2013年1月1日?2037年12月31日の間は、復興特別所得税が加わるため、国税15.315%と地方税5%を合わせた20.315%が対象です(※1)。なお、定期預金だけでなく、普通預金や貯蓄預金の場合も同様に課税されます。課された税金額は、定期預金の満期後、利息を受け取る際に銀行側が天引きします。口座に利息が振り込まれた時点ですでに納税が完了しているため、確定申告などの手続きをする必要はありません。
なお、特定の人に対する優遇システムもあります。「障害者等の少額預金の利子所得等の非課税制度」(通称マル優制度)というもので、預貯金の元本350万円までは、利子が非課税になります(※②)。対象者は、身体障害者手帳の交付を受けている人や、遺族年金の受給者(妻)、寡婦年金・障害者年金・母子年金の受給者です。
※1:参照:国税庁:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1310.htm
※2:参照:国税庁:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1313.htm
定期預金での資産運用に関する口コミ評判
預貯金の中では金利が良い
昔は金利が高くて利子が楽しみでしたが、今は低金利で普通預金にお金を置いておいても利息は付かないに等しい状態。それならば、とりあえず今すぐに使う予定のないお金は、普通預金よりも利率が少し良い定期預金にして預けるようにしています。
長期の預け入れがオススメ
定期預金を利用する時、契約のさいに預入期間が選択できます。金利は高くないのであまり利息に期待はできませんが、それでも長く預けた方がその分利息は付くので、近い将来に必要な資金でなければ、長期での預け入れがオススメだと思います。
キャンペーンで利率がアップ
金融機関によっては、定期預金の金利を通常よりも少しアップさせるキャンペーンをおこなっている場合があります。今はほぼ利子が期待できない状況ですので、そうしたキャンペーン中に預けて少しでもお得感を得るようにしています。
面倒がないし安心できる
資産運用というと難しいし面倒なのでは、と考えていました。でも定期預金なら銀行に預けるだけだし、利息は期待できないけれど預けっぱなしで面倒もないし、損をする危険性もほぼないし。私のような面倒くさがりには向いている運用方法だと思います。
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