りそな銀行の「退職金きちんと運用プラン」を徹底解説!
退職金を運用しようと思った場合、銀行に相談をするのがおすすめです。例えば、りそな銀行では「退職金きちんと運用プラン」というものが用意されています。このプランはその名の通り、退職金を預け入れることを対象にしたものとなっており、退職金の使い道が決まっていない方にもぜひともチェックして欲しい商品です。
りそな銀行の退職金きちんと運用プランの特徴
りそな銀行では投資信託コース、りそなファンドラップコース、円定期預金コースといった3種類のコースが用意されています。この中から自分に合うものを探してみましょう。
投資信託コース
「投資信託+円定期預金」によって運用を行うコースです。こちらは、申し込み額の50%以上の投資信託を購入した場合、同時に申し込みをする円定期預金の金利が高くなるのが特徴のコースとなります。
その金利は円定期預金3か月物で年6.0%ということもあり、非常に魅力的だといえるでしょう。定期預金でも今は利息が年1%以下となっているのでかなり高い金利が設定されていることがわかります。ただし、注意点もあります。
年6.0%といった高金利は非常に魅力ではありますが、ここで勘違いしてはいけないのが3か月物だということです。例えば円元本額が250万円だった場合、満期に受け取れる利息がどれくらいか計算してみましょう。年6.0%の特別金利は、税引き後年4.781%になります。250万円×4.781%×3か月÷12か月で計算をすると、約29,881円です。
ただ銀行に預け入れておくだけではここまで増えないのでお得ですよね。ただし、セットで運用しなければならない投資信託では信託報酬がかかります。リターンが大きければ良いのですが、仮にマイナスになってしまった場合、円定期預金で増えた金利以上の金額を失うことになる可能性もあるのです。
円定期預金だけであればほとんどリスクはありませんが、投資信託は立派な投資の一つなので、こちらのリスクについても十分に理解した上で検討しなければなりません。
銀行の中には投資信託を前向きに検討してもらうために信託報酬についてほとんど説明しないところもあります。そういったところで契約しないように注意しておきましょう。
りそなファンドラップコース
「りそなファンドラップ+円定期預金」の組み合わせで運用できるコースです。契約総額の50%以上りそなファンドラップを契約すると、同時に預け入れる円定期預金の金利が年6.0%になります。
こちらの場合も円定期預金については3か月物の申し込みとなっているため、金利6.0%に惑わされないようには気をつけなければなりません。
円定期預金コース
円定期預金のみで契約ができるコースです。その他の投資と組み合わせる方法に比べると極端にリスクが低くなるといえるでしょう。ただし、その分特別金利の適用も少なくなってしまいます。3か月物で金利は年0.1%です。
また、嬉しいことに公的年金受け取り、給与振り込み指定、NISA利用などの条件を満たしている場合、0.4%上乗せされ、年利0.5%の金利が適用されます。通常の定期預金に比べると高い金利が適用されるため、安全に運用したいと思っている方はぜひチェックしてみましょう。
りそな銀行の退職金きちんと運用プランが利用できる人
退職金を受け取った方ならば誰でも無条件で利用できるわけではありません。
大前提として、退職金を受け取ってから1年以内の個人であることが挙げられます。実際に申し込みをする際にはそのお金が退職金であることを証明しなければならないため、通帳の提示や退職所得の源泉徴収票の提示が必要です。
必ずしもりそな銀行の口座に退職金を受け取っていなければならないわけではなく、他の金融機関で退職金を受け取った場合もりそな銀行の口座に預け替えすることによって利用可能になります。申し込みはインターネットを通してではなく、店頭限定となっているので、この点も注意しておきましょう。また、各コースの申し込みは、500万円以上でなければなりません。
どれを選択するかは慎重に決めよう
3つのコースについてご紹介しました。投資信託やりそなファンドラップの場合、資産が大きく増える可能性もありますが、反対にリスクもあります。投資信託やりそなファンドラップで年6.0%もの高い金利が設定されているということは、裏を返せば銀行側にそれだけのメリットが期待できるということでもあります。
ただ、店頭でのみ申し込みを受け付けている商品ということもあり、担当者の方にきちんと話を聞きながら検討できるでしょう。といっても、銀行側からすれば銀行側にとってメリットの大きい投資信託やファンドラップコースを契約して欲しいと思っているわけなので、担当者の方の話をすべて鵜呑みにするわけにはいきません。
自分自身で各投資について十分に理解した上で検討してみましょう。担当者の方に良い商品だからと勧められ、よくわからないままに契約してしまったけれどあとから後悔している…といったことがないようにしたいですね。
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